2005年01月12日 (水) | 編集 |
カレンダーが新しくなって、部屋の雰囲気が変わったところで…。
睦月(むつき)から師走(しわす)まで、各月に付けられている日本風の名称のことを「和風月名」(わふうげつめい)と言うそうですが、ご存じですか?
最初に現れる文献は、『日本書紀』(720年成立)なのだそうです。
日本独特の豊かな感性で、季節を美しく表現した古の人々。これら各月の読み方が記紀万葉の時代から現在もずっと続いているなんてすごい!!ってことで、以下に解説を転記してみました。
【一月】睦月(むつき)
正月は身分の上下なく、老いも若きも親族一同集まって睦みあう、睦び月(むつびつき)の意から睦月。
【二月】如月(きさらぎ)
古く中国では二月を「如」と称していたので、如月と表記されたようです。読み方のキサラギは、寒いので衣(きぬ)を重ね着するから「衣さらに着る月」でキサラギとか、草木の芽の張り出す季節だから「草木張り月」(くさきはりつき)からキサラギ・・。などの諸説があります。
【三月】弥生(やよい)
草木がいよいよ生い茂る月。「木草弥生い茂る(きくさ いやおいしげる)」の「きくさ いやおい」が詰まってヤヨイとなったという説が有力です。
【四月】卯月(うづき)
旧暦の四月は、現在の季節にすると五月。古書に「うの花さかりひらくゆゑにうの花づきといふをあやまれり・・云々」とあることから「卯の花月」の略というのが定説になっています。卯の花とは空木(うつぎ)の花のことで、ユキノシタ科の落葉低木。5〜6月頃、白色の小さな花を咲かせます。しかし、そんな花が旧暦四月の代表になれるのか?という意見もあり、卯月は苗植月(なえうえづき)が詰まってウヅキになったのだという説もあります。
【五月】皐月(さつき)
田植えが盛んで、早苗(さなえ)を植える月、早苗月(さなえづき)を略してサツキとなったというのが定説になっています。皐月の「皐」には沢・沼・岸水際などの意味がありますが、後世の当て字なのだそうです。
【六月】水無月(みなづき、みなつき)
漢字の字義どおり、梅雨が終わって水も涸れ尽きるので水無月という説や、これとは逆に田植えもすみ、田ごとに水を張る「水張り月」(みずはりづき)のことであるという説もあります。この場合の「無」という漢字は「の」の意味となり「水の月」の意で『田に水を引く必要のある月』という解釈です。
【七月】文月(ふみづき、ふづき)
七月七日の七夕にちなんだ呼び名というのが定説になっています。七夕には詩歌を彦星と織姫に献じたり、書物を開いて夜気にさらすなど文学的な風習があったので文月となったという説です。他に稲作に結びつく説として稲の穂が実を含み始める「含月」(ふくみづき)だとする説もあります。
【八月】葉月(はづき、はつき)
木の葉が黄葉して落ちる月、「葉落ち月」がなまったという説や、稲穂の実が大きくなるので「発月」(はりづき)からきたという説などがあります。
【九月】長月(ながつき、ながづき)
秋の夜長の「夜長月」(よながつき)の略であるという説が有力です。
【十月】神無月(かみなづき、かんなづき、かみなしづき)
有名な話では、全国の神様が出雲大社に集まり男女縁結びの相談をするので、各地の神々が留守になってしまうことから神無月とする説があります。異説では天照大神(あまてらすおおみかみ)の父、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の命日が十月なので神無月という説や、十月は新酒を醸(かも)す月、すなわち「醸成月」(かみなんづき)がなまったものだとする説など、神無月に関してはなぜか諸説が種々あるようです。
【十一月】霜月(しもつき)
読んで字のごとく霜が降る月から霜月となったとする説が有力です。
【十二月】師走(しわす)
皆忙しく、師匠といえども趨走(すうそう:ちょこちょこ走ること)する、というので「師趨」(しすう)が師走となったとする説が一般的です。また、「師」は法師のことで、十二月には僧を迎えて経を読ませる風習があったので「師馳月」(しはせづき)から師走になったとする説もあります。
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